相続について考える
相続に特有な事情
相続について注意しなければならないポイント
1 相続人は誰なのか?
2 相続財産はどれだけあるのか?
この2つは最初に遭遇する大きな問題ではある。
少なくとも不動産を所有していた被相続人(亡くなった人)の場合はこの2点だけは抑えておかなければならないわけである。
ところが現実には最初の相続人が誰かという問題ですら調査するのも難しい。もともと日本国民なら常識的に知っておく必要のある法律という事ではあるがプロでもないごく普通の人間にはこれらを調査するだけでも心の中にに大きなストレスを抱え込んでしまうこともある。
特に高齢の配偶者やその子供達にはこれらの調査自体がやらなければならないことではあるが今はやりたくないというストレスの源となってしまう可能性も高い。
しかもこの相続という大きな問題は放っておいていい問題でもない。法律の教科書的に言えば相続分について民法の規定がありそれは書店で立ち読みすればいいということではあるが読んだことで正しい答えなのかの自信も持てないのが一般的なのかもしれない。
特に2点目の相続財産はどれくらいあるのかなどは曖昧でハッキリ把握できないところも多いものではある。相続するのはプラスの財産だけではなくマイナスの財産・・・つまり負債(借財)もあるからである。
これらの煩瑣な事柄を考えすぎてもはっきりとした結論が出ないことも多いものではある。
それらの事情を含めてもこれから先相続問題をどう解決してゆくかはきちっと考える必要はあるだろう。